住宅ローンのないしょ話
物件は気に入ったけれど、住宅ローンの借入が難しくて…
こうしてあきらめてしまうお客様も多くいらっしゃいます。
次のようなことは、ローンの借入を難しくしている原因になります。
1.過去に銀行の審査で断られてしまったけど…
金融機関の審査基準はいろいろなスタイルがあります。
お客様の条件によって融資を受けやすい金融機関を選ぶことも大切です。
また、審査が通らなかったときと、多少条件が変わるだけでも審査が通ることも多々あります。
もし、金融機関の間で共有している個人信用情報の問題で断られてしまった場合でも、その時と状況が変われば審査に通る事もあります。
2.頭金(自己資金)がないので、住宅の購入は出来ないのでは?
最近の傾向として『物件価格の100%ローンを借りてマイホーム購入』というスタイルのお客様がとても多くなりました。
普通のご家庭にとっては、毎月10万円ほどの家賃を支払いながら自己資金を貯めることは簡単ではありません。
15年ほど前までは物件の価格の10%~20%くらいの自己資金がないと、住宅ローンの借入は難しかったのですが、今では都市銀行や地方銀行等ほとんどの銀行で物件価格の100%融資を行っています。
借入できる金額は、年収に対する返済額の割合(返済比率といいます)によって決まってしまいますが、頭金(自己資金)が少なくても、無理のない返済で『物件価格の100%ローンを借りてマイホーム購入』ができれば、賃貸に住み続けるよりお得というお考えのお客様が多いのかもしれません。
3.転職したばかりでも借入できますか?
一般的には、「原則3年以上で、特例として1年以上の勤続」が必要とされています。
ですが、場合によっては転職後3ヶ月くらいでも受け付けてもらえることもあります。
勤続年数が短い場合の審査は、転職先の会社の規模や内容、雇用形態(契約社員・正社員等)、転職理由、前職との関連性、ご年収や自己資金など、様々なお客様の条件から総合的に判断されます。
もし、勤続年数が3年未満で住宅ローンを検討する場合は、各金融機関の“事前審査”をしていただくと安心です。
万が一融資を断られてしまっても、改めて別の金融機関で相談する時のための”予行演習”とすることもできますので、不安なことは早めに対処しておきましょう。
4.キャッシングを利用してしまっている場合
最近ではクレジットカードの普及もあって、キャッシングを利用する方が多くなりました。
銀行カードやクレジットカードなどで”キャッシングローン”を利用できれば、何時でも簡単に借り入れができて便利です。
ですが、金融機関の考え方としては、”消費者金融からの借入”と同様に、”多重債務を抱えて返済不能になる”と心配する考え方があります。
特に住宅ローンにおいては、他のローンに比べて長期の返済をしていただくローンのため、お客様の信用度をとても重視します。
そのため、例えばお客様のクレジットカードが一定期間内に”キャッシングローン”を利用した情報が残っていた場合、そのクレジットカードは”常に利用限度額まで借入しているもの”とみなして、住宅ローンの審査を行います。
例えば、利用限度額が50万円のカードでキャッシングをした履歴があった場合、実際に利用した金額は関係なく金融機関が独自に定めた予想される返済額を適用して、お客様の年間返済可能額を計算することになります。 過去に、年収から借入できると予想した金額より、500万円程度の減額をされてしまったケースもありました。
それでも可能性がないわけではありません。
●個人信用情報の取得(3つの情報機関)
●可能性の高い申込先の選定
●予め各種補足資料を揃える
上記の作業を行い、お客様の状況を精査した上で、上手に相談することで借入できる可能性は大きく変わります。
「とりあえず銀行に相談してみましょう」と安易に勧める業者には、慎重さも大切になります。
なお、具体的な内容はWEB上で公開させていただいておりませんのでご了承ください。
もしご心配なことがございましたら、お気軽にご相談ください。