探しはじめる前に考える
購入前の準備
1.不動産を購入する理由を考えます
家が欲しいと思ったきっかけはお客様によってさまざまな理由があります。
何のために購入するのかはっきり決まっていないと、良い物件を見つけることは難しくなります。
何のために欲しいのかがわかっていると、物件も探しやすく、数年後に後悔してしまうようなことも避けられます。
2.次に予算を決めます
不動産の価格は、条件が良ければその分だけ高額になります。
また、物件価格に比例するように必要な諸費用も多くなります。
借入できる住宅ローンの金額や、実際の返済額・自己資金などから、いくらぐらいの物件を探せば良いか考えます。
購入可能な予算は次の通り計算できます。
●自己資金+借入可能額=物件価格+諸費用(※1)=購入予算
となります。
※1)諸費用については購入するときの諸費用をご覧ください。
3.エリアを決めます
不動産の価格を決めるものとして、所在エリアはとても大きな要因となります。
購入する理由と、予算がしっかりわかっていれば、探すエリアによって購入できる物件の条件が決まってきます。
4.一戸建て? マンション?
一戸建てとマンションのどちらが良いかはお客様によって異なります。
家族構成や趣味、生活スタイルなど色々なことを考えて、どちらが良いか検討してください。
下の表も参考にしてください。
メリット | デメリット | 資産価値 | |
---|---|---|---|
一戸建 | 間取りが広め、車庫と玄関が近い、室内の騒音を気にしなくて良い、ペットの飼育が自由など | 維持管理は自己責任、熱効率が悪い、階段などの段差があるなど | 建物が使えなくなっても土地の価値は残る。 |
マンション | 立地条件が良い、維持管理は管理組合などが代行、セキュリティーが良い、バリアフリーが容易など | 管理費等の負担が大きい、車や自転車などの利用制限が多い、間取りが狭いなど | 新築から15年程度の間の価格の下落幅が大きい傾向がある。 |
5.予算の都合で中古にする?
新築物件と中古物件で、単純に価格のみを見て購入することはお勧めしません。
下記の票をご参考に、それぞれの、メリットとデメリットをよくご検討ください。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
新築住宅 | 建物・設備が新しい、最新の工法で建てられている、税制面での優遇を受けやすい | 中古に比べて高額、新築だけで探すと物件が出ない、契約時に未完成の場合もある |
中古住宅 | 価格が安い、物件の数が多い、実際に内覧ができる | 建物が劣化している、設備の保証がない、工法が古い、修繕費用がかかりやすい |
6.どうやって探すの?
最初のステップとしては、物件情報サイトなどを見ることが一番簡単です。
ですが、検索サイトの情報を自分で見ているだけでは、なかなか良い物件に巡り合うことはできません。
最終的には不動産業者に相談することをおすすめします。
ですが、いきなり不動産屋に来店するのも勇気が必要ですので、まずは電話やメールでご相談されてみても良いと思います。
「住所や電話番号は伝えなくても相談できますか?」と質問してみて、快く相談に応じてくれる業者であれば安心です。
そうでない場合は、電話を切ってしまえば問題ありません。(※忘れずに非通知でかけるようにします)
その中で、気に入った業者に相談するようにすれば、比較的早く気に入る物件が見つかりやすくなります。